つくばいとは
つくばい(蹲)は現代ではほとんどの場合装飾品としての役割を果たしていると考えられます。
昔の大型墓所ではお石塔の横に墓誌や灯籠、物置台と共にこのつくばいを設置することにより、墓所がより映え、趣のある墓所となります。
しかし現代のお墓は小型化と簡素化が進んでおりますので灯籠などと同様その姿を見る機会は減っています。
つくばいの本来の役割
つくばいは本来お墓参りをする前に手を綺麗に洗い清めるものとなります。
つくばい(蹲踞、蹲)とは日本庭園の添景物の一つで露地(茶庭)に設置される。茶室に入る前に、手を清めるために置かれた背の低い手水鉢に役石をおいて趣を加えたもの。手水で手を洗うとき「つくばう(しゃがむ)」ことからその名がある。
もともと茶道の習わしで、客人が這いつくばるように身を低くして、手を清めたのが始まりである。茶事を行うための茶室という特別な空間に向かうための結界としても作用する。
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