和型
和型の原型は五輪塔と言われており、五輪塔が簡素化されたものが現在の和型墓石となっています。
その構成は竿部、上台、中台、芝台で構成されています。(地方によってその呼び方は違ってきます)
竿部の一辺の長さが8寸(約24㎝)のものを8寸型、9寸(27㎝)のものを9寸型、1尺(約30㎝)のものを尺角と呼びます。
和型の変形として、蓮華付き、スリン付きがあります。
神道型
神道型のお墓も和型墓石に近い形をしていますが、次の点が異なっております。
- 竿部の頭頂部が角垂型(トキン)になっている。
- 線香は使わないので香炉ではなく、八足と呼ばれるロウソク立てを使用する。
洋型
近年主流になっているのがこの洋型と呼ばれる形です。
和型とは違い横に広く安定感のある形が好まれているようです。
基本的には和型と呼び方は変わりません。
デザイン型
自由な発想を形にしたものがデザイン墓と言われるものです。
CGの発達と加工技術の発達により、より複雑な曲線やカーブなどの加工が出来るようになったことにより、思い描いた形を実際の墓石の形にすることができるようになりました。
デザイン墓には形もそうですが、多種な石材を組み込ませることや、磨きの工法を変えるなどで昔ではできなかった自分だけのオリジナルのお墓を作ることが出来ます。
形は違っていますが基本和型、洋型と各部の呼び名は同じです。