石材にも国産、外国産など多種多様にあります。
ひと昔前まではどこの霊園でも国産の石種が多く使われており、東日本の主な産地としては福島県(青葉、吾妻、白河、浮金、深山、滝根、中山、紀山、磐梯など)栃木県(大谷など)茨城県(真壁、稲田、羽黒糠目など)神奈川県(小松、根府川など)山梨県(山崎、甲州小松など)があり。
西日本では兵庫県(本御影など)岡山県(万成、北木など)香川県(庵治、青木など)愛媛県(大島など)佐賀県(天山、唐津など)などその他にも日本各地で良質な御影石がありましたが、現在では中国が一大生産拠点となっております。
豊富な採掘量と加工技術の向上で現在日本のお墓のほとんどを中国産の石種が占めています。
その他国外の産地ではインド産、アフリカ産、北欧産などが主な産地となっています。
ベトナム産
近年では中国産の石材の価格が高騰している事からベトナムやカンボジア産の石材が増えています。
現在採掘されているベトナム産墓石は石目が大きいのが特徴です。
スーラオホワイト
カンボジア産
カンボジア小目石
中国産
墓石に使われる石材はほぼ中国全土各地で採掘できますが、中でも福建省が最大の生産拠点となっています。
石材は各石材店独自の名称を付けてることがほとんどですが、各石材店共通の名称もあります。
G6〇〇など「6」の付く名称の石材は福建省産の意味となりますので覚えておくといいかもしれません。
白御影石(G603)
中目石(G623)
新天光(AG98)
桜牡丹(G663)
深山(G654)
北大青
中国マホガニー
山西黒
河北山崎
インド産
インド産の石材の特徴として中国産に比べ大きく吸水率が低いことにあります。
吸水率が低いとそれだけ水を吸水しにくくなりますので、経年変化があまりありません。
ニューインペリアルレッド
アーバングレー
インド銀河
M1H
インドグリーンⅡ
インドクンナム
インド牡丹(Y-1)
インドPAN
インド山崎
インドカラハリ
インドM10
アフリカ産
アフリカ産の石材もインド材に似て硬質で吸水性が低い事が特徴です。
他の地域にはない変わった石目の石材もあります。
オリーブグリーン
インパラブルー
BBブラウン
スウェーデン産
スウェーデンの黒御影石は最高級品と言われるだけあり、硬度も申し分ありません。
スウェーデンファイングレー
韓国産
韓国産の石材は以前はよく使われていましたが、中国産の石材が台頭している現在は特定の種類位しか日本では使われていないようです。
栄州
国産
ひと昔は墓石は国産材を使うのが当たり前でしたが、価格や人件費の高騰で以前より使用されていません。
しかし日本産独特の風合いと石目は他の産地にはない魅力がありますので、こだわりのある方は国産材を選ぶ傾向があるようです。